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2017.10.30

日本家庭教育学会第32回大会
荒川由紀子さん、藤田郁子さんが研究発表

 都心では昼前後に日が差したものの、雲の多い一日となった2017年8月19日(土)、文京区の貞静(ていせい)学園短期大学で『日本家庭教育学会 第32回大会』が開かれました。
 同学会の中田雅敏会長が開会のあいさつをしたあと、10時より5会場(A~E)に分かれて、19名がそれぞれの研究成果を示しました。スコーレ協会からは、荒川由紀子、藤田郁子両会員が発表の場に立ちました。
 A会場の1人目の発表者として登壇した荒川さんは、共働き世帯に焦点をあて、「働く親の子育て支援と心の支援の必要性 ― 未来を担う子どもの幸せを願って ―」をテーマに取りあげました。
 荒川さんは、共働き家庭で起きた、子どもの不登校の事例を紹介しながら、女性が働きやすい環境の整備と子育て支援の必要性を説きました。
支援に加えて、スコーレ協会のような、親自身が自分を癒やし成長させていく学びの場があってこそ、問題解決により近づくと強調しました。
 3人目に発表した藤田さんは、人間関係の希薄化に伴う諸問題に着目。「より良い人間関係へのアプローチ」と題して、当協会の学習〝ふれあいトレーニング〟の意義とその効果をプレゼンテーションしました。
 虐待やネグレクト(育児放棄)の原因のひとつとして、母親自身の親とのふれあい不足を指摘しました。そのうえで、人とふれあうことで分泌される特定のホルモンが社会的絆を深めることに注目し、〝ふれあいトレーニング〟が受講者の意識にどのような変化を与えたかを説明しました。
 荒川さん、藤田さん両名は、今回、当協会として初めて、パワーポイントを使って発表しました。
 説明のポイントとなる箇所で図やグラフ、動画を用い、内容を補足し説得力をもたせました。言葉だけではなく、視覚にも訴えることで、聴講者の理解を一層高めることができました。
 午後の部は「家庭において引き継がれるべきもの」を主題に、津田塾大学国際関係学科教授・三(み)砂(さご)ちづる氏が講演。続いて三砂氏にパネラー2人を加えた全大会で、「女性論」「身体論」について活発な意見が交換されました。