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2019.09.10

会長・永池榮吉
日本家庭教育学会で講演

都心では午前中から35℃を超える猛暑日となった8月17日(土)、貞静学園短期大学(東京・文京区)で開かれた『日本家庭教育学会 第34回大会』で、当協会会長・永池榮吉会長が「日本の未来をひらく家庭像」を主題に講演を行ないました。

冒頭、同学会創設者の故・高橋進元筑波大学副学長を偲び、本題へと移りました。

 

まず、日本人は戦後、民主主義的な意識を持ったが、家庭像に関しては曖昧なまま今日に至っていると指摘しました。そのうえで、家庭像のコンセンサスを見出すために、①人間の尊厳性の重視 ②人間は本来、ヒト科の動物 ③日本の文化的な歴史 の3つの視点を考える必要性があることを提起しました。

つぎに、〝最も小さな単位の社会〟である家庭が、その機能を発揮するための条件、「平和」「秩序」「生産性を持つ」を示しながら、家庭の基本的なしくみ―父親と母親の役割―について提唱。家庭はヒト科の動物として生まれた存在(赤ちゃん)を、尊厳な人格と生物としての本質を備えた社会的存在に成長させる役割を担っていることを説きました。

その家庭のなかで、母親はわが子に人生を生き抜くためのエネルギーを与え、父親は社会のルールを教えることがそれぞれの役割であることを唱えました。さらに、この2つを家庭内で日常的に伝えることができたなら、家族間の絆は強固となり、しあわせな家庭を築けると、力強く持論を展開しました。あわせて、絆を強め、社会的な関わりをつくる初歩的実践として、〝あいさつ〟の大切さを述べました。

 

これらを踏まえ最後に、家庭像の在り方を論考しました。家庭は子どもを生み育て、一日の疲れを癒し、明日への活力を充電する場であり、それは父親・母親がそれぞれの役割を果たすことで成り立つ。そのためには夫婦円満であることが大事で、パートナーから謙虚に学ぶ姿勢が重要と強調しました。